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抜け毛が気になり始めた男へ。いますぐできる対策の基本

2026年8月26日公開 · 2026年8月26日に出典を確認

実測
済
2026年8月・公式サイト調べ/毎月更新

この記事の要点

  • 抜け毛への対策は、日常の習慣を整える、市販品でできる範囲を知る、それでも進むなら皮膚科で相談するの3つです。
  • 日本皮膚科学会は「これをすれば髪の毛が抜けなくなるという、特別な予防法があるわけではありません」と書いたうえで、生活上の注意を6つ挙げています。
  • 市販の発毛剤は第1類医薬品で、女性・未成年者・壮年性脱毛症以外の脱毛症の人は使えないと製品表示に書かれています。
  • あなたの抜け毛の原因が何かは、この記事では判断できません。

健康に関する一般的な情報です。この記事に監修者はいません。痛み・持病・服薬がある場合は、開始前に医師などの専門家にご相談ください。

シャワーの排水口や枕についた髪の量が気になって、この記事にたどり着いたのだと思います。抜け毛への対策は、大きく3つです。①日常の習慣を整える、②市販品でできる範囲を知る、③それでも進むなら皮膚科で相談する。この記事はこの順番で、今日から手をつけられることをまとめます。

日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A」は、抜け毛を防ぐ生活上の注意点をたずねる問いに、こう答え始めています(原文ママ)。

「これをすれば髪の毛が抜けなくなるという、特別な予防法があるわけではありませんが、抜け毛の原因をつくらないために、健康的な生活・ヘアケア習慣を意識することが大切です。」

「これをやれば抜けなくなる」という方法は、学会も無いと書いています。この記事の対策1は、その前置きの上に立つ「原因をつくらないための習慣」です。効果を約束するものではありません。

書かないことも先に挙げます。あなたの抜け毛の原因が何かは、この記事では決められません。洗髪の回数や睡眠時間の目安、喫煙・飲酒との関係も書きません。学会の資料に数字はなく、裏づける公的な資料にも編集部が到達できていないからです。

根拠にしたのは、日本皮膚科学会「皮膚科Q&A」、厚生労働省の通知、製造販売元の製品表示です。使った資料は末尾の「出典」に、確認日つきで並べてあります。

この記事の要点

  • 抜け毛への対策は3つあります。日常の習慣 → 市販品でできる範囲 → それでも進むなら皮膚科の順です
  • 学会の立場は「特別な予防法は無い。ただし原因をつくらない習慣は大切」です
  • 今日やめられることが1つあります。髪を強く引っぱる習慣です。学会は牽引性脱毛症として説明し、初期なら原因の髪型をやめて元に戻るとしています
  • 市販の発毛剤は第1類医薬品で、効能・効果欄の文言は「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防。」です。女性・未成年者は対象外と製品表示に明記されています
  • 抜け毛の原因はAGA(男性型脱毛症)だけではありません。原因を確かめて対策を選べるのが皮膚科です

対策1: 日常でできること — ただし「抜けなくなる方法」ではない

対策1は、抜け毛の原因をつくらない習慣です。学会が挙げているのは6つで、どれも派手な方法ではありません。冒頭に引いた前置き(特別な予防法があるわけではない)と、この6つは一組です。

学会が挙げている6つ

髪と頭皮まわりで挙がっているのは、次の3つです。

  • 髪に負担のかかるような髪型や、極端に頻回のカラーリングをなるべく避ける
  • 自分にあったシャンプーやコンディショナーを使う
  • 頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度での洗髪を心がける

体のほうで挙がっているのは、次の3つです。

  • バランスのとれた食生活を心がける(髪の毛の新陳代謝にビタミン、ミネラルが関係しているため)
  • 無理をせず、適度に休息をし、規則正しい生活を送る(身体に過度の負担がかかることで起こる脱毛=休止期脱毛があるため)
  • 髪の毛だけでなく全身の健康にも気を配る(脱毛症の原因となるような他の病気を見逃さないため)

この6つに、数字は1つもありません。週に何回洗うか、何時間寝るか、何を食べるかを、学会は書いていません。だからこの記事にも書きません。「バランスのとれた食生活を心がける」までが資料の範囲で、「この食品を摂れば髪が増える」はその外側です。

学会はもう1つ、地味ですが実用的なことを書いています。普段から抜け毛の量や頭皮の状態を把握しておくこと。変化に早く気づけば早く動けます。今日1つだけ選ぶなら、これが一番かんたんです。

なお、学会の診療ガイドライン(2017年版)が扱っているのは薬・レーザー・植毛といった治療手段だけで、生活習慣を扱う項目はありません。上の6つは「学会が推奨する治療」ではなく、Q&Aで示された生活上の注意です。

今日やめられるのは、髪を強く引っぱること

6つの1番目「髪に負担のかかるような髪型」については、学会が別の問いで具体的に説明しています(原文ママ)。

「髪の毛が強くひっぱられるような髪型を習慣的に行うことで髪の毛が抜けることがあり、牽引性脱毛症と呼ばれています。」

学会が例に挙げているのはポニーテール、編み込み、三つ編み、お団子です。とくに前髪を後ろにひっぱるような髪型を長期間続けることで生え際の髪が抜けやすくなってしまうと書かれています。エクステンションやヘアアイロンの習慣も「毛が引っ張られる力が加わるため、強さによっては原因となることがあります」とされています。

そして、ここが対策として大事な部分です(原文ママ)。

「牽引性脱毛症は初期の段階であれば原因となっている髪型をやめることで元に戻りますが、長時間続くことで髪の毛をつくり、支える土台となる毛包まで障害を受けると永久的に髪が生えてこなくなることがあります。」

早いうちなら、やめれば戻る。長く続けると戻らないことがある。毎日同じ方向に強く引っぱってセットしている自覚があるなら、力を緩めるのは今日からできます。ただしあなたの生え際の後退がこれに当たるかどうかは、この記事では判定できません。学会も、早めに原因に気づいて皮膚科に相談することが大切だとしています。

対策2: 市販でできること — 何がうたえる商品かで決まる

ドラッグストアの棚には、シャンプー、育毛剤、発毛剤が近い場所に並んでいます。見た目は似ていますが、言える効能はまったく違います。できる範囲は、その商品が何をうたえる商品として承認されているかで決まります。

発毛剤は第1類医薬品。効能の文言と、使ってはいけない人

市販の発毛剤の例として、リアップX5プラスネオ(製造販売元: 大正製薬)の製品表示を確認しました。リスク区分は第1類医薬品。効能・効果欄の文言はこうです(原文ママ)。

「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防。」

同じ製品表示に、使ってはいけない人が挙げられています。女性(日本人女性における安全性が確認されていないため)、未成年者(20歳未満)、壮年性脱毛症以外の脱毛症の人です。誰でも使える商品ではありません。

第1類医薬品には、販売するときに薬剤師が必要な情報を提供する義務が法律で定められています(薬機法第36条の10第1項)。買う前に薬剤師に相談できる類型だと考えてください。効果の程度は、示す資料を編集部が確認できていないため書きません。

育毛剤・薬用シャンプーは、別のカテゴリ

「育毛剤」は医薬部外品で、発毛剤(医薬品)とは別のカテゴリです。医薬部外品は製品ごとに「効能・効果」欄の文言が決まっているので、選ぶときはパッケージや公式サイトのその欄をそのまま読むのが確実です。広告のコピーではなく、効能・効果欄の文字を読む。これが確認の手順です。

薬用シャンプーについては、国の通知が定める効能に「育毛」「発毛」「抜け毛を防ぐ」は入っていません。ふつうのシャンプー(化粧品)の効能16項目にもありません。ただしこれは「効かない」という意味ではなく、うたえる効能として認められていないという意味です。この線引きは薬用シャンプーでハゲは防止できるのかに、通知の逐語つきでまとめてあります。

対策3: それでも進むなら皮膚科

対策1と対策2を続けても抜け毛が進むなら、次の一手は皮膚科です。学会のQ&Aは、こう書いています(原文ママ)。

「抜け毛の原因は様々であり治療法も原因によって異なります。抜け毛が生じた場合には皮膚科など専門の医療機関を受診し対策を知ることが大切です。」

ここは「行かなければならない」ではなく、「ここから先を扱えるのが皮膚科」という順番で読んでください。市販品でできるのは承認された効能の範囲までで、原因を確かめてから対策を選ぶ手順はその外側にあります。

学会のQ&Aによれば、男性型脱毛症の治療として挙げられているのは塗る・飲む・植えるの3類型です(外用薬のミノキシジル・アデノシン、内服薬のフィナステリド・デュタステリド、自家植毛術。編集部の要約)。症状と希望に合わせて組み合わせる、という説明です。どの治療がどれだけ効くかは書きません。効果の程度を示す資料を確認できていないためです。

1つだけ、知っておくと役に立つ注意があります。内服薬を使うとPSA(前立腺の検査に使われる値)が約半分に低下するため、健康診断のときに見逃されないよう注意が必要だとされています。人間ドックを受ける習慣があるなら、覚えておいて損はありません。

もう1つ、大事なことがあります。抜け毛の原因はAGA(男性型脱毛症)だけではありません。学会は、甲状腺の病気や膠原病、亜鉛欠乏症など、他の病気に関連する脱毛があることを説明しています。大きな手術や重症の感染症、過激なダイエットのあとに抜け毛が増える「休止期脱毛」も挙げられています。減量を急いだ時期と抜け毛が増えた時期が重なっているなら、そこは自己判断で決めないほうがいい部分です。この記事は特定のクリニックを名指ししません。まずは皮膚科です。

よくある質問

シャンプーを変えれば抜け毛は減りますか

シャンプーがうたえる効能に「育毛」「抜け毛を防ぐ」は入っていません。ただし「効かない」とも書きません。効果が無いことを示す資料も持っていないからです。

発毛剤は誰でも使えますか

いいえ。女性、未成年者(20歳未満)、壮年性脱毛症以外の脱毛症の人は使ってはいけないと製品表示に書かれています。第1類医薬品なので、購入時に薬剤師へ相談できます。

食事やサプリで髪は増えますか

学会が書いているのは「バランスのとれた食生活を心がけること」までです。特定の食品やサプリで髪が増えるとする公的な資料を、編集部は確認していません。

タバコやお酒は抜け毛に関係しますか

編集部は書ける材料を持っていません。学会のQ&Aに喫煙・飲酒についての記述はなく、公的な資料にも到達できませんでした。「タバコで薄毛になる」とも「ならない」とも書きません。

まとめ

抜け毛への対策は、日常の習慣を整える、市販品でできる範囲を知る、それでも進むなら皮膚科の3つです。この記事に監修者はいません。編集部に医師はおらず、ここまでの整理は出典に挙げた資料と編集部の判断にもとづいています。

そして、これをすれば抜けなくなるという特別な予防法はありません。できるのは原因をつくらないことと、変化に早く気づくことです。

抜け毛が急に増えた、円形に抜けている、減量や大きな体調の変化と重なっている。こうした場合は早めに皮膚科で相談してください。これは公的資料の文言ではなく、対策1・2の範囲を超えた場合として編集部が判断した目安です。

シャンプー選びで迷っているなら薬用シャンプーでハゲは防止できるのかを、どこから手をつけるか迷っているなら男磨き診断を見てから戻ってきてください。ほかの記事は記事の一覧にあります。

ここが、いまのあなたの伸びしろ。まず今日、引っぱる力を緩めるところから始めてみてください。

出典

編集部の立場: 薬機法第66条は「何人も」を主語に、効能・効果の虚偽・誇大な記述を禁じています。名宛人はメーカーだけでなく、紹介する側のメディアも含まれうる書き方です。この記事は、承認された効能の範囲を超える効果の断定を書きません。洗髪の頻度・睡眠時間の数値、喫煙・飲酒と抜け毛の関係、頭皮マッサージやサプリの効果、各治療の推奨度と効果の程度も書いていません。いずれも確認できた資料に無いためです。特定のクリニック・医療機関も名指ししません。

日本皮膚科学会「皮膚科Q&A」脱毛症(監修: 大山学、木下美咲、伊藤泰介、下村裕。2026年8月26日確認。ページに更新日の記載はありません)

日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」

  • Mindsガイドラインライブラリ https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00458/(2026年8月26日確認。掲載されているのはクリニカルクエスチョンの一覧のみで、推奨文・推奨度は本文PDFにしかなく編集部は未読です。生活指導を扱うクリニカルクエスチョンが1件も無いことは、この一覧で確認しました)

医薬品・医薬部外品(2026年8月9日確認)

厚生労働省の通知(2026年8月9日に厚生労働省法令等データベースで確認)

この記事は出典の確認にもとづいて書いています。編集部に医師はおらず、監修者もいません。編集部が自分で実測しているのは東京のジム2,000店超の料金・設備データで、髪・頭皮の領域では実測をしていません。

著者: 垢抜けクエスト編集部

公開 2026年8月26日 / 出典確認 2026年8月26日

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