垢抜けクエスト測定する

服

服のシワは一発アウト!これだけは知っておくべきシワの防ぎ方

2026年8月25日公開 · 2026年8月25日に出典を確認

実測
済
2026年8月・公式サイト調べ/毎月更新

この記事の要点

  • しわのできやすさは繊維の弾性回復力で決まります。麻は弾性に乏しくしわになりやすく、毛やポリエステルは弾性に富みしわになりにくい、とカケンテストセンターは説明しています。
  • 洗濯段階でできることは、脱水を短くしてすぐ取り出す、洗濯ネットはサイズを合わせて1枚ずつ入れる、洗濯槽の7〜8割までにとどめる、の3つです(ライオン)。
  • しわを取る最大のチャンスは脱水直後の濡れているうちです。振りさばいて叩いて引っ張る。ただしTシャツやニットなど伸びる素材は例外で、振りさばくと型くずれします。
  • アイロンは完全に乾いてからかけます。濡れたままだと表面だけ乾いて内側の湿気が残り、かえってしわになるとライオンは説明しています。

しわしわの服は、それだけで不潔な印象を与えかねません。鏡の前で、朝ハンガーから取ったシャツがしわしわだった、という経験は珍しくありません。原因の多くは洗濯機の中ではなく、脱水が終わった直後の数分間にあります。

しわを防ぐ鍵は、洗濯機から出した瞬間から乾くまでの扱い方にあります。この記事は、検査機関(カケンテストセンター)とメーカー(ライオン)が公開している情報をもとに、洗濯・干し方・アイロンの基本を整理したものです。

この記事の要点

  • しわのできやすさは繊維の「弾性回復力」で決まります。麻は弾性に乏しくしわになりやすく、毛やポリエステルは弾性に富みしわになりにくい、とカケンテストセンターは説明しています
  • 洗濯段階でできるのは、脱水を短くしてすぐ取り出す、洗濯ネットはサイズを合わせて1枚ずつ入れる、洗濯槽の7〜8割を上限にする、の3つです(ライオン)
  • しわを取る最大のチャンスは脱水直後の濡れているうちです。振りさばいて、叩いて、引っ張る。ただしTシャツやニットなど伸びる素材は例外で、振りさばくと型くずれします(ライオン)
  • アイロンは完全に乾いてからかけます。濡れたままだと表面だけ乾いて内側に湿気が残り、かえってしわになるとライオンは説明しています

しわのできやすさは、どうやって決まるのか

しわは偶然できるわけではありません。一般財団法人カケンテストセンターは、繊維ごとの性質を紹介するページで、素材によってしわのできやすさがはっきり分かれると説明しています。

麻について、同社はこう説明しています。

弾性に乏しく、しわになりやすい

一方、毛(ウール)は逆の性質です。

しわになりにくく型崩れしにくい / 伸度が大きく弾力性に富む

ポリエステルも、しわになりにくい繊維として紹介されています。

摩擦に強い。しわになりにくく型崩れもしない

3つを並べると、伸ばされても元に戻る力(弾性)が強い繊維ほど、しわになりにくいという対比が見えます。麻は弾性に乏しいためしわになりやすく、毛とポリエステルは弾性・熱可塑性によってしわになりにくい、という整理です。

ここで一つ、正直に書いておきます。「綿はしわになりやすい」という言い方をよく見かけますが、この記事ではそう書きません。カケンテストセンターの綿のページには、「しわ」「弾性」という言葉自体が出てこないためです。綿について確認できるのは、洗濯・漂白のしやすさや、タンブル乾燥機で縮みやすいこと、吊り干しの際は縦横に引っ張って形を整えるとよいこと、までです。綿単体のしわやすさを裏づける出典を、この記事は持っていません。

洗濯でしわを減らす — 脱水は短く、詰め込みすぎない

洗濯の段階で気をつけられることは、ライオン(Lidea)が生活情報サイトで公開しています。ワイシャツの洗い方を例に、次のように説明されています。

  • 脱水は短く。「脱水じわ」を防ぐため脱水時間はできるだけ短めに設定し、脱水後は洗濯機に放置せずすぐに取り出す
  • 洗濯ネットはサイズを合わせる。ワイシャツなら約30×33cm・編み目の細かいネットに、1枚のネットにつき1枚を入れる
  • 詰め込みすぎない。洗濯物を入れる目安は、洗濯槽の容量の7〜8割を上限にする
  • 柔軟剤で絡まりを防ぐ。衣類同士の絡まりを防ぎ、「洗濯じわ」を減らす効果がある
  • デリケートな素材は弱水流のコースで。「おしゃれ着コース」はやさしい水流と軽めの脱水の組み合わせで、縮み・型くずれ・しわを防ぐ

これらはいずれもライオン1社の発信です。他社や公的機関で同じ基準が確認されているわけではありませんが、脱水時間・ネット・詰め込み量・コース選びという4つの操作が、洗濯段階でしわに関わっているという整理として使えます。

干すときが勝負 — 振りさばく・叩く・引っ張る

しわを取る一番のチャンスは、脱水が終わった直後、まだ濡れているうちです。乾いてしまうと、しわは形として固定されやすくなります。

ライオンが紹介しているワイシャツの手順は、次の3段階です。

  1. 脱水後すぐに取り出し、両肩を持って軽く振りさばく
  2. ハンガーにつるして、手のひらでパンパンと叩いてしわを伸ばす
  3. 斜め・縦・横方向にピッピッと引っ張って形を整える

綿の吊り干しについては、カケンテストセンターも同じ方向性を示しています。

吊干し自然乾燥の場合は、たて・よこ方向に引っ張り、形を整えて干してください

ここには例外があります。Tシャツ・カットソー・ポロシャツ・ニットなど伸びやすい素材は、振りさばくとかえって型くずれします。ライオンの解説では、こうした素材は振りさばかず、軽くしわをのばして形を整える程度にとどめるよう案内されています。「濡れているうちに整える」という考え方は同じでも、力の入れ方は素材で変えるということです。

アイロンは、完全に乾いてからかける

アイロンをかけるタイミングにも注意点があります。ライオンは、ワイシャツのアイロンについてこう説明しています。

濡れたままアイロンをかけると、表面だけが乾燥して内側に湿気が残り、しわになります。ワイシャツは完全に乾いてからアイロンをかけましょう。

温度の上限は、洗濯表示のアイロン記号で決まります。点の数が多いほど上限温度は高く、点1つは2024年8月20日以降の表示では120℃が上限です。それより前に作られた服の表示では、点1つは110℃・スチームなしという別の意味だったため、手持ちの服がどちらの表示かは確認が必要です。

素材別のスチームの目安として、ライオンはポリエステル混紡はスチームを使わずドライアイロン、綿100%は霧吹きで水分を与えてからドライアイロンという使い分けを紹介しています。ただし、取扱い表示にスチームなしの指定(511など)があれば、そちらが優先します。麻については、カケンテストセンターが「アイロンの際は蒸気を掛け高温でプレスしてください」と説明しています。

よくある質問

綿はしわになりやすいですか

言い切れる出典は見つかっていません。確認できたのは麻(しわになりやすい)と毛・ポリエステル(しわになりにくい)の対比までです。

アイロンのスチームは使うべきですか

素材による目安はありますが、取扱い表示のスチーム可否のほうが優先します。表示を先に確認してください。

Tシャツも振りさばいていいですか

いいえ。Tシャツやニットなど伸びやすい素材は、振りさばくと型くずれします。軽く形を整える程度にとどめます。

「形態安定」のシャツならしわを気にしなくていいですか

形態安定は法律が定めた表示ではなく、W&W加工という技術と、しわの評価に使うJIS L 1059という規格に裏づけられた業界の呼び方です(QTEC・ニッセンケン)。規格の中身までは確認できていないため、「しわにならない」と言い切ることはできません。

今日からできること

  1. 次の洗濯から、脱水を短めに設定し、終わったらすぐに取り出す
  2. 脱水後すぐ、濡れているうちに振りさばく。伸びる素材(Tシャツ・ニット)は軽く整える程度にとどめる
  3. アイロンは、完全に乾いてからかける

何から手をつけるか決まっていないなら、男磨き診断を使ってください。ほかの記事は記事の一覧にあります。

この記事は出典の確認にもとづいて書いています。編集部が自分で洗濯・アイロンをして効果を確かめたものではなく、検査機関とメーカーの公開情報が根拠です。

出典

一般財団法人カケンテストセンター「学ぶ」繊維の特徴ページ(2026年8月25日確認)

ライオン株式会社「Lidea」(2026年8月25日確認)

一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC)(2026年8月25日確認)

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(2026年8月25日確認)

著者: 垢抜けクエスト編集部

公開 2026年8月25日 / 出典確認 2026年8月25日

← 記事の一覧へ